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安部公房全集 4 1953.10-1955.2

安部公房全集 4 1953.10-1955.2

安部公房全集 4 1953.10-1955.2

作家
安部公房
出版社
新潮社
発売日
1997-11-01
ISBN
9784106401244
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安部公房全集 4 1953.10-1955.2 / 感想・レビュー

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roughfractus02

反ユートピア/民主主義を謳う戦後社会は、一方で東京裁判以降その不可解さを朝鮮戦争、松川、三鷹事件等に澱ませる。映画や演劇へ踏み出す彼は、「悲劇」が大衆を感情制御するプロパガンダであると認識し、喜劇の笑いに向かう。BC級戦犯の悲喜劇「壁あつき部屋」(映画シナリオ)やユートピア革命の喜劇的失敗を『飢餓同盟』で試みるうちに、引揚者である死んだ警官が語る「制服」(初の戯曲)やウェーが人か動物か判断不能な「奴隷狩」(小説版)の中に、伝達の効果(同化/異化)による不当な送り手と受け手の力関係の逆転の契機が見えてくる。

2017/02/18

だん

小説と戯曲のみ。

2011/06/08

わとそん

まあまあ

2009/04/01

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