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安部公房全集 13 1960.9-1961.3

安部公房全集 13 1960.9-1961.3

安部公房全集 13 1960.9-1961.3

作家
安部公房
出版社
新潮社
発売日
1998-09-01
ISBN
9784106401336
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安部公房全集 13 1960.9-1961.3 / 感想・レビュー

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入江

安部公房がホームドラマを描く!? 連続ラジオドラマ312回分の戯曲、その上巻。人間の暮らしとは、悪を少しずつ負担しているもの…。 人の役に立とうとして、悪用されまくるオバケ親子。コメディですが、人間ってどうしようもないなって気がしちゃいます。ですが今の20代には、徐々にこういうピュアすぎる人も出てきている気が…。一部の人間にとっては、生活が豊かになったのかも。

2020/09/19

roughfractus02

曖昧化する非実在物/ラジオは聴く者の目を塞ぎ、イメージに訴える「プリント芸術」(小説同様、受け手を孤独にさせる)に属する。これを異化するにはそれが脳内イメージだという指示を含ませることが必要だ。が、彼の作品中最長のラジオドラらまでもその指示を聴取者に与える場面を見出すのは難しい。お化けの父娘と人間の交流という児童向けドラマ「お化けが街にやってきた」では、逆に非実在物と実在が曖昧化、という電子メディアの管理の強さの確認をしているかに思える。一方、同化と同期の違いについてのパブロフや神経生理の考察は継続中だ。

2017/02/18

わとそん

おもしろい

2010/01/21

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