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安部公房全集 14 1961.3-1961.9

安部公房全集 14 1961.3-1961.9

安部公房全集 14 1961.3-1961.9

作家
安部公房
出版社
新潮社
発売日
1998-10-01
ISBN
9784106401343
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安部公房全集 14 1961.3-1961.9 / 感想・レビュー

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入江

ラジオドラマのシナリオ後編。お父さんがいなくなってどうするんだろうと思っていると、ミステリーが始まっちゃった。声だけで犯人を探るなど、ラジオならではの展開も。ネズミを捕獲、射撃しようとしたり、ダークな笑いもありますが、あの安部公房にもこういう時期があったと知れただけでも収穫。もしかしたら、自分から撃たれるネズミはアイヌ文化を意識していたのかも、なんて考えたりもしました。

2023/07/01

roughfractus02

キャラクター化/ラジオドラマ後半は、主人公がお化けの身分を明かし、水中に沈みながら「いけない夢は消え」「新しい夢がかわりに育」つと独白後、覚めない夢の連鎖がこのラジオドラマなのか、聴取者の現実世界なのか未決定のままで終わる。その後彼の作品に触発された漫画家がお化けを紙から電子化メディアにバージョン化する時(アニメ化)、Q太郎という名のオバケは実在との異化を触発する非実在物から、それ自体が実在となるキャラクターとなり、夢の連鎖によって管理される社会で関連グッズを氾濫させ、お茶の間から子ども部屋に闖入する。

2017/02/18

わとそん

おもしろい

2010/02/10

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