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安部公房全集 16 1962.4-1962.11

安部公房全集 16 1962.4-1962.11

安部公房全集 16 1962.4-1962.11

作家
安部公房
出版社
新潮社
発売日
1998-12-01
ISBN
9784106401367
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安部公房全集 16 1962.4-1962.11 / 感想・レビュー

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燃えつきた棒

NHK・「100分de名著」の6月の名著が『砂の女』だということで、もう一度読んでみたかった。今回は全集で読んでみることにした。/ 「砂の女」: ハンミョウに誘われて、砂の穴の中に誘い込まれる男。 虫採りが網にかかる。/ 【砂丘を訪れた男が、蟻地獄に落ちた虫のように砂の穴の中に囚われてしまう不条理な物語。(略)穴の中でもがく男の姿は、自由を求めることがいかに困難であるかを私たちに突きつけます。】(NHK・「100分de名著」第1回より。)/

2022/06/12

roughfractus02

TVと演劇の対話/共産党を除名された彼はその日付を『砂の女』最後のページに記し、曖昧な時間設定の物語が読者の住まう現代であることを示唆する。TVメディアが演劇より受け手と密着する点に注目した彼は、書割等の演劇的装置を使ったTVドラマを複数作り、演劇的異化がTVの同期の力にどの程度効果があるか試す。千田是也と距離を置き、コンピュータを登場させるTVドラマ「モンスター」が作られ、「SFの流行について」で仮説の主張を推し進めつつ映画に関するエッセイも書き継いで、電子化する「プリント芸術」の同期の力に抗い続ける。

2017/02/18

めんま

「砂の女」所収。砂漠に象徴される流動し続ける自由と部落に象徴される安定を、砂漠の村という一つの場所に置くことで描く。自由を求める心理と安定を求める心理の複雑な関係が浮かび上がる。

2021/01/13

わとそん

おもしろい

2010/08/08

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