安部公房全集 17 1962.11-1964.1
安部公房全集 17 1962.11-1964.1 / 感想・レビュー
roughfractus02
匿名性と無名性/匿名性は名指すものの権力に対して「秘密」を守れるか? 三島由紀夫が自己を芸術化する様を「沈黙」した「生理」のみの「ひとりの秘密結社」と評した彼は、その態度を能動的な匿名化と解し、仮面を被って逆に「秘密」を知らせようとする男の物語をノート形式で示す(『他人の顔』)。むしろ彼は名指されても意味をなさぬ無名性に興味を示す。TVドラマ「吼えろ!」は言葉を音自体の実験にし、TVドラマ化した「闖入者」はTVの部屋への闖入の寓話となり、最後にラジオが出てくる「砂の女」もラジオ放送されて入れ子状態を作る。
2017/02/18
南包
安部公房全集17[1962.11―1964.1] 発行……………1999年1月10日 著者……………安部公房[あべこうぼう] 発行者…………佐藤隆信 発行所…………株式会社新潮社 東京都新宿区矢来町71 郵便番号 162-8711 電話 編集部03-3266-5411 読者係03-3266-5111 振替 00140-5-808 印刷所…………大日本印刷株式会社 製本所…………加藤製本株式会社 ©Abe Neri
2016/02/22
Hisashi Tokunaga
「大田文学ってどう」;1962年ころの羽田空港。戯曲、小説と違った常識を披歴。
2013/10/25
わとそん
おもしろい
2010/10/20
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