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安部公房全集 21 1967.4-1968.2

安部公房全集 21 1967.4-1968.2

安部公房全集 21 1967.4-1968.2

作家
安部公房
出版社
新潮社
発売日
1999-06-01
ISBN
9784106401411
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安部公房全集 21 1967.4-1968.2 / 感想・レビュー

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roughfractus02

情報都市/物語を情報として想定すると、伝達パターン、送受信関係、媒介のタイプで捉えうる。19世紀都市が舞台の探偵小説は、解決に向かう直線的時間の優位、謎を巡る作者と読者の駆け引き、印刷文字の終わりに物語の終わりが設定される。この物語を異化するなら、直線的時間に終点を設けない解決不在の物語を強調して、謎を解く読者の欲望をあざ笑えばよい。『燃えつきた地図』は自動車に乗り、記憶を失いつつある探偵から地図と現実の対応関係を奪い、都市を流れる情報に変えた。「榎本武揚」が戯曲化され、「どれい狩り」改訂版が上演される。

2017/02/19

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