安部公房全集 27 1980.1-1984.11
安部公房全集 27 1980.1-1984.11 / 感想・レビュー
roughfractus02
管理に抗う管理/テクノロジーとメディアへの彼の興味は、コードとプログラムでできたコントロール社会の管理下での生の可能性の模索に向かう。コンピュータ管理による核の恐怖でコントロールされる世界から逃れるにはね地上を捨てて地下で自供自足する術を発明する必要がある。自分の糞を食べる生物に関する短編「ユープケッチャ」は、4年後核シェルター内でのペテン師たちの騙し合いゲームを描く長編『方舟さくら丸』に組み込まれるだろう。死体という闖入者にコントロールされ、主人公が現状把握不能になる「おまえにも罪がある」が上演される。
2017/02/19
mak2014
長編小説では「方舟さくら丸」収録の一巻。おもしろく読めたが、方舟をつくり乗員を求めるという設定が十分に生かしきれていない感じがする。
2012/04/10
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