有吉佐和子選集 第4巻
有吉佐和子選集 第4巻 / 感想・レビュー
月夜
20歳のころ読んだが 再読。 まず随分と厚い本だという感想。少女が 血縁というしがらみに囚われつつ 生き抜いて行くお話。主人公の人生になにかほっとする楽しいことはなかったのか。女性にとって男とは ・・・ 夫を持て余す私には考えたこともないテーマだったが 人生を自分ひとりの才覚で生き抜くことには大きく 憧憬を持つ。主人公が還暦近くになり 人生を振り返るような形で終わるが 今の私と正しくあなじ年だと思う。ちょっとのパート仕事と友人とのランチ 映画 の私とは なんと隔たりがあることか。
2012/09/15
はちゑ
最初はこんなワガママでやりたい放題のお母さんは悪女であり、敵としてしか見られなかったのですが、読み進めるうちに、むしろこの奔放さと無邪気な性格に惹かれていくようになりました。あれだけやりたい放題で生きていけるのは羨ましい…
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