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遠藤周作文学全集 (第5巻)

遠藤周作文学全集 (第5巻)

遠藤周作文学全集 (第5巻)

作家
遠藤周作
出版社
新潮社
発売日
1999-09-10
ISBN
9784106407253
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遠藤周作文学全集 (第5巻) / 感想・レビュー

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biba

最近何かで知った「わたしが・棄てた・女」を読んでみようと初めて遠藤周作さんの作品を読みました。初めは戦後すぐの若い男女の恋愛物かと、たかを括っていました。こんな男に騙されないように、こんな無知な女にならないように、子供への教育が大事だわ・・・と思っていたら、衝撃の展開でした。人間の心は当時も今もほとんど変わらないように思って読んでいたけれど、ミツの姿に愕然。そして、そのミツにはモデルの女性がいたことにも驚嘆。後半は読む手が止まらず、読後眠れませんでした。

2021/11/25

ともゑ

2作品。重いイメージの遠藤周作でしたがこれらは軽め。読みやすい。でもキリスト教の精神が絡む点はイメージ通り。この俗世界で愛を実践するのは難しいけど…「おバカさん」のガストンと「わたしが•棄てた•女」のミツ。「やさしい心の持主はいつでもどこでもわれにもあらず受難者となる。」の吉野弘の「夕焼け」を思い出した。

2012/03/01

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