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三島由紀夫全集 34 決定版 評論 9

三島由紀夫全集 34 決定版 評論 9

三島由紀夫全集 34 決定版 評論 9

作家
三島由紀夫
出版社
新潮社
発売日
2003-09-01
ISBN
9784106425745
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三島由紀夫全集 34 決定版 評論 9 / 感想・レビュー

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Haruka Fukuhara

「小説とは何か」も面白かった。全般的に、非常に明晰で、東大法学部→大蔵省という経歴は伊達ではないと思うと同時に、作家らしい感性の鋭さも随所に感じられ、小説については評価できるほど知らないが、評論に関していえば日本の歴代の人々の中でも有数の優れた書き手だったのではないかと思った。もともと誰かが三島の評論はいいと書いていて読み始めたのだが、それが池澤夏樹だったか他の人だったか、記憶が定かでない。

2017/03/30

Haruka Fukuhara

「小林秀雄氏頌」近代日本文学史において、はじめて、「芸術としての批評」を定立した人。/批評を、真に自分の言葉、自分の文体、自分の肉感を以て創造した人。/もつとも繊細な事柄をもっとも雄々しく語り、もつとも強烈な行為をもつとも微妙に描いた人。/美を少しも信用しない美の最高の目きき。獲物のをののきを知悉した狩人。/あらゆるばかげた近代的先入観から自由である結果、近代精神の最奥の暗所へ、づかづかと素足で踏み込むことのできた人物。/行為の精髄を言葉に、言葉の精髄を行動に転化できる接点に立ちつづけた人。/(続)

2017/03/30

MatsumotoShuji

030922

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