三島由紀夫全集 35 決定版 評論 10
三島由紀夫全集 35 決定版 評論 10 / 感想・レビュー
「文化防衛論」は今現在こそ読むべき評論であると言えるだろう。三島は、文化概念としての「天皇」を擁護して、「言論の自由」の最後のクッションの綴じ目をその場所に置こうとした。「過去二千年に一度も実現されなかつたほどの、民主主義日本の「言論の自由」といふ、このもつとも先端的な現象から、これに耐へて存立してゐる天皇といふものを逆証明し(…)現下の言論の自由が惹起してゐる無秩序を、むしろ天皇の本質として逆規定」しようとした三島の天皇概念は、しかし、「言論」ではなくて「表現」の問題になった場合、我々は皮肉な結末を見る
2019/10/10
MatsumotoShuji
031110
それん君
文化は一つのフォルム。透明な結晶体。行動及び行動様式をも包含する。
2021/01/21
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