小林秀雄全作品 4
小林秀雄全作品 4 / 感想・レビュー
ブルーツ・リー
小林秀雄全集の4巻。小林秀雄、30歳から31歳の作品で、ここで大きな業績、あるいは挫折となったのは、「Xへの手紙」の存在。 当時も、あまり芳しい評価を得られず、自信家の小林秀雄が、この後主に批評にのみ特化して行くのは、この小説の評判が余りにも、という点があると思います。決して悪文では無いと思うのだけれど、これは、小説と言うよりは、かなり批評に寄ってしまっていて、筋らしい筋が無いので、小説ではない、と言われても仕方ないかも。 ただ、これがあったから、大批評家の、小林秀雄が生まれた、とも言えるかも知れません。
2019/10/16
kai
男女の交際,友,感情の表現.
2014/09/24
MatsumotoShuji
030305
またお
「女は俺が成熟する場所だった。(Xへの手紙)」 何度読んでもしびれるてしまう。とにかくかっこいい。 私は結婚していて、よく夫婦喧嘩するが、そのたびに心の中で「女は俺の成熟する場所だなぁ」などと考えてしまう。 私は小林秀雄のことを勝手に師匠だと思っている。師匠のような人でも嫁さんには苦労したのだ、などと妙な親近感を覚えたりする。
2014/04/10
とりくずかご
『小林秀雄 全作品』が「第六次小林秀雄全集」のはずなのだけれど、読んだのと書影が違う……。他に見つからないので、とりあえずこれで記録にしておきます。「Xへの手紙」はいつ読んでもいいなあ。
2010/12/13
感想・レビューをもっと見る