小林秀雄全作品 別巻2
小林秀雄全作品 別巻2 / 感想・レビュー
遠野一義
旧字体の全集で既に読んではいたが、再読。ガッチガチのベルクソン(ベルグソン)論。独特の語り口で読者にベルクソン哲学を再認識させながら、自分の論に引き込む手腕は流石の一言。一応未完ということにされてはいるが、これだけでも充分楽しめた。出来れば読書会で扱ってみたいテクストだが、少しキツいかも分からん。
2014/06/24
yoyogi kazuo
以前読んだ時は正宗白鳥論を中心に読んだが今回はベルクソン論を中心に読んだ。相対性理論や量子論を論じた最後の部分が圧巻。
2024/03/03
yoyogi kazuo
未完となった遺作「正宗白鳥の作について」が読みたくて図書館で借りた。ベルグソンについての解説も収録されているがこれは途中で放棄され、全集にも収めないようにと小林の生前の強い意向があったというが、雑誌に発表もされているので別巻の中に入れることになったらしい。確かに哲学を持て余している感はあり文芸評論のようにはいかなかったか。
2021/12/12
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