山本周五郎長篇小説全集 9 正雪記 下
山本周五郎長篇小説全集 9 正雪記 下 / 感想・レビュー
baba
江戸創設期、幕府は次々と藩を取つぶし浪人が増えるがその対策をしなかった。武士でない由井正雪が何故、兵学者として浪人救済を思い立ったのか、由井に寄り添って書いたとあとがきにあったがなかなか思いが伝わってこなかった。人情や武士のあり様などは随所に出て脇道が多かった。
2016/09/07
訪問者
新たな由井正雪像を作り上げた山本周五郎の名作。
2017/05/25
シンチャイナ
歴史の闇に葬られた由比正雪の【真実】を抉りだす
2022/04/14
半べえ (やればできる子)
★ 旧単行本で読む 1984.05.?
デントシロー
物語に無理な個所が多く、例えば、人と人との偶然の出会いが多く、自然さが無いのが残念。歴史的に不明な個所が多く作者もストーリーの展開に無理を承知している感がある。個人の力ではどうしようもない国家権力の渦に巻き込まれて個人の正義が悪に貶められるという大義はよく理解できる。現代社会にもあることを伝えたい作者の気持ちが理解できる。
2014/01/14
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