山本周五郎長篇小説全集 11 ながい坂 上
山本周五郎長篇小説全集 11 ながい坂 上 / 感想・レビュー
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三浦主水主の一代記。これは「樅の木は残った」を凌駕する傑作ではなかろうか。やはり「虚空遍歴」のような芸人物よりも武士物の方が山本周五郎は面白い。
2017/05/22
マウンテンゴリラ
山本周五郎の代名詞とも言える、一般庶民の人情劇でも、歴史的人物の異説としての物語でもない、一人の下級武士の出世物語として、括られるような作品である。しかし、これだけでは表現しきれない、というよりも、個人的には好みとは言えない筋立ての物語に、これほどまでに引き込まれる。これこそが山本周五郎という作家の魔術的な手腕とでも言えるのではないかと感じた。緻密な時代描写や同僚、師弟、主従、男女といったあらゆる局面での複雑な人間関係の描写の素晴らしさ、深さに感じ入った。→(2)
2016/09/29
シンチャイナ
下級武士から身を起こし、困難を乗り越えてゆく男の決意
2022/05/11
寿里子
再読。やはり周五郎はすごいなぁと思わざるを得ない。
2015/04/14
Cmas
どうする、主水正。
2014/04/13
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