山本周五郎長篇小説全集 19 風雲海南記
山本周五郎長篇小説全集 19 風雲海南記 / 感想・レビュー
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波乱万丈の大冒険小説。特にマカオに渡ってからの後半が抜群に面白い。山本周五郎の持ち味である重厚さはないが、これもまた傑作。
2017/06/23
デントシロー
周五郎初期の作品、主人公、英三郎の立志物語であるがその魅力があまり伝わってこない。恵まれた才能、容姿、武術を持っているが読み手にはその力を示すことなく周囲の人間関係で物語が展開して仇の藤巻右京の最後を見る。物語には集中して入り込める文章力はさすがである。読み終わった後の爽快感が少ないのが残念である。
2014/10/08
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