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筒井康隆全集〈1〉東海道戦争.幻想の未来

筒井康隆全集〈1〉東海道戦争.幻想の未来

筒井康隆全集〈1〉東海道戦争.幻想の未来

作家
筒井康隆
出版社
新潮社
発売日
1983-04-01
ISBN
9784106444012
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筒井康隆全集〈1〉東海道戦争.幻想の未来 / 感想・レビュー

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林 一歩

改めて全集をクロニクルで再読中。スラプスティックな「東海道戦争」も嫌いではないが、初期の作品に多い叙情性豊かな「睡魔のいる夏」といった作品が好み。これは自分自身の加齢による嗜好の変化だとは思うけど。

2013/05/15

きょちょ

「パプリカ」「聖痕」を除けば、実に30数年ぶりの筒井康隆。 全集24巻揃で古本屋で1万円。しかも1巻は通常の3~4冊分収録だから買い得だった。 ただ、1ページ2段組みで活字が小さいので、今の老眼鏡だとちょっと辛い。  さて、第1巻は、短篇49作、長編「幻想の未来」、そしてエッセイ。 ほとんどの作品が記憶に残っていた。それだけ彼の作品は私にはインパクトが強かったわけだ。 処女作「お助け」から、彼の才能・発想力の素晴らしさが分かる。 眼がしんどくなるので続きはゆっくり読んでいこう。 ★★★★ 

2017/10/13

猫丸

昭和58年刊行ってことは(web検索しました。僕は西暦と日本元号暦の変換ができない特異体質です)1983年か。僕は中2だよ。なにしろ定価1500円が相当痛かったのは記憶にある。それでも出るたびに買い、全巻揃えたような気がする。最近実家で発見したのだが、ちょっと奥深いところに入り込んでいたためコンプリートしているかどうか確認できなかった。とりあえず3巻まで掘り出して持ち帰る。なにしろ中2坊主がハマった初期筒井なのだから、今読み直したらアラが見えるかと思っていたら、まるで逆。デビュー当時から文章がウマイ!

2020/02/20

友川サイコー

40年ぶりの再読。鬼才・天才。「やぶれかぶれのオロ氏」の寓意に唖然。AIに国会答弁作成という寝言が堂々と朝刊紙を汚す現代を天才は見通していた。すだれ禿げ奸謀腸管に読ませてこの短編と同じ結末を迎えて欲しい。

2018/01/19

ルンルン

初期の作品は王道のSFショートショートなんかもあるんですね。戦争の話では憲法改正問題でまさにいま、同じようなやり取りをしているのではないかと思う内容でした。凄いです。表題作 幻想の未来 は切ない気持ちになりました。エログロナンセンス作品から入ってしまったので筒井作品で切ない気持ちになれるとは思いませんでした。

2017/12/08

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