筒井康隆全集〈17〉七瀬ふたたび.メタモルフォセス群島
筒井康隆全集〈17〉七瀬ふたたび.メタモルフォセス群島 / 感想・レビュー
かもい
短編のみ。ドタバタからホラー、シュールなものからエログロと多彩で面白かった。 コメディが空恐ろしさに変わる「走る取的」史料の矛盾をとことんおちょくる「こちら一の谷」 延々続く神社家商店街線路…なだらかに続く景色を見てみたい「平行世界」 取り残されていく二人の男「毟りあい」 第1章のラスト笑っちゃう「バブリング創世記」が印象的。
2019/01/11
shouyi.
「鍵」を薦める人がいてこの全集の中に見つけ読む。 「鍵」もおもしろかったが、「七瀬ふたたび」も他の短編もおもしろい。最近あまり新作の話を聞くことがなくなったが、誰もか楽しめる作家だと思う。
2021/11/21
hirayama46
七瀬ふたたびってこんな終わり方だっけな……。シリーズのなかではライトノベルっぽい雰囲気だったように記憶していたのですが、なんだか全然違いました。しかし、これでそれほど間をおかず続編が書かれたというのも興味深いですね。これはあくまでもひとつの段階なのだろうか。/短編はこの巻も充実で、「メタモルフォセス群島」「走る取的」「毟りあい」「パブリング創世記」「蟹甲癬」などが収録されています。
2016/06/21
kozima
そうそう,筒井康隆ってこんな感じだったなと。高校生のころに筒井康隆の短篇を読んで面白いなと思ったような記憶が,最近になって具体的な内容を伴わずに蘇ったので気になっていたのでした。
2012/01/29
渡邊利道
とりあえずどれを読んでも面白い。『七瀬ふたたび』は読み返すたびにわりと印象が違うのだがドラマ化したら面白いだろうなーとか思った。短編はどSFを表現でごりごり外側に押し出していく感じとか、パロディや会話劇や言語遊戯やホラーまでとにかく面白い。
2017/07/03
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