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山崎豊子全集 4

山崎豊子全集 4

山崎豊子全集 4

作家
山崎豊子
出版社
新潮社
発売日
2004-04-01
ISBN
9784106445149
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山崎豊子全集 4 / 感想・レビュー

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starbro

山崎豊子全集(全23巻)完読プロジェクト第四弾は、『女系(「じょけい」ではなく「にょけい」)家族』です。ホラーの如くドロドロとした三姉妹の相続争い、このテーマだけで700P弱描いてしまう山崎豊子の筆力恐るべし。弁護士が登場しないことに違和感がありましたが、まさにそれが船場の特殊性なんですね。本作で「胎児認知」という制度があることを初めて知りました。私には関係なことですが(笑)

2017/07/29

優希

面白かったです。遺産を巡る骨肉の争い。エゴと欲にまみれたドロドロの世界にどっぷり浸ってしまいました。老舗の4代目の残した莫大な遺産は相続人である姉妹たちの関係を崩壊させたように思います。その様子は壮絶で現代の怪談と言うのに相応しい。人間の怖い一面を見たような気がしました。家族といえども、遺産が関わると脆く崩れ去る現実は恐ろしいけれど、引き込まれずにはいられませんでした。

2016/08/29

ともゆき

いや〜、面白かった!ドロドロしていて、ほんとにすごい。どっぷりとはまりこみました。これまた大満足です〜。大阪弁なのかな?あれがしばらく頭から離れなそうです(^ ^)みんな、ワルですなぁ〜

2016/02/26

メルコ

戦後の大阪を舞台に、老舗木綿問屋にまきおこる遺産相続争いを描く。テレビドラマ化されたのを見て、原作が気になり初めて山崎豊子を手に取った。出戻りの長女藤代、婿養子を取って店を任される次女千寿、稽古事に通い見合いをする三女雛子の三姉妹に、亡くなった父親に愛人文乃の存在が明らかになり、したたかな大番頭宇市が相続をうまくごまかそうとする。大阪ことばで泥沼化する老舗の相続争いが繰り広げられ、食傷気味になれど怖いもの見たさで読む手が止まらなくなる。ドラマで粗筋は知っていたものの原作を読むと執拗なまでの描写で圧倒する⇒

2021/12/21

かよこ

久々の山崎豊子。久々に泥沼の戦いを目撃。面白かったけれど、白い巨塔や沈まぬ太陽や大地の子など、インパクトの強い作品と比べると、テーマが狭くて、読み応えはイマイチ。叔母さんの狙いが発覚したときは、それが狙いかー!って声に出しちゃったけど(笑) 山崎豊子、ぽつぽつまた読みたくなった。

2017/04/18

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