山崎豊子全集 (7)
山崎豊子全集 (7) / 感想・レビュー
starbro
山崎豊子全集(全23巻)完読プロジェクト第七弾は、『白い巨塔』第二巻です。本巻は天国(独逸外遊)と地獄(医療訴訟)、戝前VS里見の巻でした。今では医療訴訟は当たり前ですが、50年以上前にこうした小説を書いていることが凄い。当時の医師会の妨害工作は相当のモノだったのではないでしょうか?続いて三巻(続『白い巨塔』)へ。トータルの感想は全三巻読了後に。
2017/09/16
みかりん
医療裁判。財前〜。どこまでも嫌な奴。教授になったら汚さや自己評価の高さが 特にひどい事になっています。ピンチに陥ったら 権力や舅の金を存分に使ってもみ消す。腕が良いだけに なんてもったいないんだろう。
2019/03/15
くまんちゅ
舞台は教授選から医療裁判へ。教授になった財前の増長ぶりには読んでいても辟易とするが、当時の大学病院においての教授の存在はそれだけ絶対的なものだったのだろう。裁判に勝つためになりふりかまわない財前やその取り巻きを見ていると医者というより、悪徳政治家を思わせる。そんな中で里見や大河内の存在が唯一の救いか。
2010/11/23
ぴぃ
読めば読む程、財前って嫌な奴、医者として最低って思うけど、生い立ちや貧しい暮らしが、そうさせてしまったのかもしれない。最後は自分の人生を振り返って、改心して欲しいという期待を込めて3巻へ突入します。
2019/07/25
ぷっちょ
医療裁判。患者に同情するが、証明は難しい。おもしろい。
2019/03/14
感想・レビューをもっと見る