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山崎豊子全集 8

山崎豊子全集 8

山崎豊子全集 8

作家
山崎豊子
出版社
新潮社
発売日
2004-08-01
ISBN
9784106445187
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山崎豊子全集 8 / 感想・レビュー

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starbro

山崎豊子全集(全23巻)完読プロジェクト第八弾は、『(続)白い巨塔』第三巻です。全三巻、1600P弱完読しました。自業自得とは言え、医療エリートの凄まじい物語、山崎豊子でなければ書けない作品です。当時の社会的な影響力の大きさも凄かったんでしょうね。癌経験者として個人的にも非常に感慨深い作品となりました。しかし医療訴訟のリスクを恐れて、外科や産婦人科を選択しない医師が増えているのは、大きな社会的損失です。山崎豊子全集は第二期4冊もあるので、次回から山崎豊子全集(全27巻)完読プロジェクトに変更します。

2017/09/17

みかりん

終わった。財前大嫌いだったんだけど ラストは辛かった。最後は立派な医者として亡くなった。この時代は 医者にでも告知はしなかったんですね。今では考えられないけど…。

2019/03/19

くまんちゅ

医療裁判もいよいよ佳境へ。読んでいて感じるのは患者の医者に対する信頼がいかに大事かということ。この裁判も元をただせば患者の財前に対する不信感から始まっている。もし財前がもう少し患者の身になることができていればこのような裁判沙汰にはならなかったのであろう。終始、悪者っぽく書かれていた財前だがラストは彼も自分の信念に従って生きてきたのだなと気づかされる。

2010/12/11

のほほん

医学界からも一般の読者からも反響があまりに大きかったため書かれた続編です。誤診のため死亡した患者の家族の中には裁判をあきらめたのではなく、医者を許した方もいらっしゃったのではないかと思います。過ちを許せるくらいの信頼関係を医者と築けたら幸せです。

2016/08/22

1131you

分厚さに少し尻込みしたが読み出すとあっという間だった。ドラマの最終回で号泣したがまた泣いてしまった。ドラマで1番印象的だったのが西田敏行の泣きながらの「ワシが悪かった」だったが小説の又一のこのセリフも然り。野心で繋がった義親子だったかもしれないが家族として大切な存在でもあったのが示唆されている。鵜飼との最後の面会も印象深い。ドラマの伊武雅人が怒鳴りつけられたシーンは痛快だったが、鵜飼が財前を尊重している節が感じられる小説は末期の悲壮感を感じた

2023/12/01

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