福永武彦全集 (第18巻) 随筆・評論5
福永武彦全集 (第18巻) 随筆・評論5 / 感想・レビュー
Gotoran
愛と孤独と死の意識を追見たと云う福永武彦が、フランス象徴詩の先達と仰がれる詩人ボードレールの詩を見たと云う福永武彦が、フランス象徴詩の先達と仰がれる詩人ボードレールの詩を解明し、「悪の華」の成立の軌跡を詳らかにし、併せてボードレールの生涯を浮き彫りにしていく。心の深みを凝視し続けた福永文学の原点を垣間見ることが出来た。非常に興味深く読むことが出来た。さらに取り上げられていた『パリの憂愁』については、一度読んでみることにしたい。
2023/08/16
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