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隆慶一郎全集 第1巻

隆慶一郎全集 第1巻

隆慶一郎全集 第1巻

作家
隆慶一郎
出版社
新潮社
発売日
1995-11-01
ISBN
9784106459016
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隆慶一郎全集 第1巻 / 感想・レビュー

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KAZOO

この作者の本は昔かなり入れ込んでほとんど読んでいましたがその後急逝されて全集が出版されたときに購入してその後本棚の奥にしまっていました。この分厚い重い本をやっとゆっくり読みなおそうと思い手に取りました。第1巻には「吉原御免状」「かくれさと苦界行」の連作長編と「柳生非情剣」の短編集などに収められた作品が収められています。長編は遊郭の吉原ができた経緯と主人公の生きざまが描かれています。あとがきに書かれている網野義彦さんが研究してきた日本史の世界をうまく伝奇的な物語にしています。

2024/10/25

よう

久しぶりに隆慶一郎。吉原にまつわる川柳が多数引用されていて、それがまた面白い。

2013/03/02

tom

たぶん,20年ぶりの再読。たまたま図書館で見つけて,もう一度読んでみようかと手に取った。色あせないです。「陽気で坦々として,而も己を売らないことをと,わが魂の願うことであった!」の引用が,これまたよろしかった。

2009/09/27

西村章

たぶん三十年ぶりくらいの再読。『吉原御免状』はなんとなく憶えていたけど、『かくれさと苦界行』はまったく何も記憶していなかった。全編すべて素晴らしいけど、終盤近くのアクションの鮮やかさと、その場面の「絵」の美しさにとにかくシビレた。『柳生非情剣』の各短編も、各人物を切り取るエピソードの切れ味が絶品。ホント、円熟した大人のエンタテイメント、ということばが相応しい作品ばかりで、心底堪能しました。では引き続き第二巻へ行ってきます。

2020/10/03

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