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吉行淳之介全集 第1巻

吉行淳之介全集 第1巻

吉行淳之介全集 第1巻

作家
吉行淳之介
出版社
新潮社
発売日
1997-09-01
ISBN
9784106460012
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吉行淳之介全集 第1巻 / 感想・レビュー

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かもい

村上春樹「若い読者のための短編小説案内」に紹介されている「水の畔り」のみ。

2019/05/21

OHNO Hiroshi

女。父のこと。結核。 そういうネタ?がとても僕の興味をそそる。 女の話は結核患者の病室でも不動だ。

2021/01/30

ja^2

「水の畔り」と「漂う部屋」のみを読んだ。村上春樹は後者を研ぎ澄まされた文体と言い、前者をのんびりとしていて悲壮感がないという。▼確かに、文体はそうかもしれないが、物語全体がそうかというと、そうでもないように思う。私にとっては「水の畔り」は十分パセティックのように感じられた。▼迫られる肺の手術を直視できずに、少女との先の見えない恋愛にうつつを抜かす。主人公もわかっているはずだ。少女との交際に答えなどないことを▼。一方、金属的な鋭敏さに支配されているという「漂う部屋」は、何も訴えかけられるものがなかった。

2018/03/28

商業主義の地獄ゆき

村上春樹が、自身のある本のなかで、吉行淳之介の短編『水の畔り』を紹介していたので、全集を借りて読みました。面白い! 時代が時代なので、きらびやかな話やスケールの大きな話はありませんが、そこがいい。今、壮大なつくりの話に若干飽きている時期なので、ちょうどよいです。 この全集に収録されている短編の大半は、病気(主に結核と肺炎について)、女の話、または金、がテーマで、一見下世話なように思えますが、全く汚さがないです。それは吉行淳之介の文才の賜物でしょう。とにかく、比喩表現が秀逸です。 治療、水の畔り、夏の休暇、

2013/03/06

ミ酉

村上春樹の短編案内に「水の畔り」が取り上げられていたのでついでに一巻通して読んだ。喘息や結核の話が多くて雰囲気もたしかに梶井基次郎に似ている。男女の話とか少年期の性の目覚めの話も多く、上手く言えないが、独特の格好良さがある。あの文体が生み出す効果かもしれない。エビアレルギーをうつされる話など、ユーモアあふれるモチーフの話も多かった。何年かしたらまたこの作家の作品を読んでみたい。

2011/06/17

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