隆慶一郎全集第三巻 影武者徳川家康 二
隆慶一郎全集第三巻 影武者徳川家康 二 / 感想・レビュー
タカラ~ム
徳川家康として生きることを余儀なくされた二郎三郎は、持ち前の才覚と、彼を支えることとなった本田弥八郎元信らの献身、二郎三郎の人格に惚れ、かつ豊臣家の存続に希望をつなぐ島左近と甲斐の六郎に守られ、着実に自らの立ち位置を確立していく。家康が影武者であると知りながら、二郎三郎の自由に手をこまねくしかない秀忠の謀略にも負けず二郎三郎が目指す安息の世とは?
2016/08/27
ナオデラ
この巻は家康と秀忠が駿府と江戸で二元政治を始めるに到るまでの経緯が淡々と語られていく。その中で今まで二郎三郎の心に秘められていた駿府公界化計画が着実に動き出す。その計画を陰で支える風魔一族や財政面で大久保長安、ウイリアムアダムスなど自分が大好きな名前が目白押し。豊臣家安堵の志から島左近、甲斐の六郎も合流し万全な体制で常に秀忠、柳生を出し抜いているように見えるが・・・このままでは終わらないんでしょうね。
2014/05/24
mnagami
秀忠の稚拙さが印象に残る、というか影武者が何枚も上手なのが皮肉なところ。忍者の話も興味深い
2018/06/01
ベルカ
二郎三郎の側には精鋭中の精鋭ばかりが揃い、何をやってもうまくゆく中で、秀忠は何をやってもダメダメ。史実をベースにしているのだからしかたのないことではあるのだが、二郎三郎の相手として不足のない強敵の登場が待たれるところである。まだまだ先は長いので、今後の展開に期待。
2017/03/09
ろぐすけ
世の中は広い。北方水滸伝を読みすべての本がゼロになったあの頃。まさかあの血沸き肉踊る感動がまた味わえるとは!もう何も言いますまい。ただ信じて読み続けます。
2013/07/13
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