隆慶一郎全集 巻12
隆慶一郎全集 巻12 / 感想・レビュー
読書国の仮住まい
『見知らぬ海へ』収録。 既読につき省略。 連載6回で途絶となった『夜叉神の翁』併録。 猿楽の七代目金春大夫こと秦七郎氏勝が主人公。 秀吉の朝鮮攻めから父から祖国伽耶の国の名を聞く。 道で果し合いを目撃したことから柳生石舟斎に弟子入り。 能は本来人々を楽しまれ感動させるもの。 剣はその対立点にあることに悩む。 直接の手解きを快く思わない直弟子に闇討ちされるものの返り討ち。 出奔し次に宝蔵院胤栄と出会い、槍術を納めていく。 そして武人の足となる馬を手懐けたところで未完。 物語がどこへ行き着くか想いは定まらず。
2021/08/16
まいど
隆慶一郎作品は全て読んだと思っていたのに「夜叉神の翁」だけ書籍化されてないために読んだ事がなかったと知り、情報を集めた結果、全集12ならば読めると慌てて古本を手に入れた。 状態は宜しくなかったが読めれば上々であるからそれについては問題なし。だがそれを良品としていた業者には嫌気がさす。 ついでと言ってはなんだが一緒に納められている「見知らぬ海へ」も読む。 あぁなんて楽しいんだろうか。 今年はまだまだ読めそうだ。
2021/03/31
モモンガ
ページをめくる手が止まらない。楽しいし、ワクワクするけど、折り目正しい文章に感心します。もっと読めるといいんだけど…。
2019/05/30
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