新潮世界文学 47 サルトル
新潮世界文学 47 サルトル / 感想・レビュー
テツ
知り合いのおばあさんにサルトルが好きだという話をしたら、亡くなった旦那様の蔵書だったというこちらを頂く。武内さんありがとうございます。『嘔吐』は大学時代にそれこそ吐くくらいに読み込んだので特別に新しい発見があったわけではないけれど(感性の老化ですかね)現在ではすっかり古臭い思想となってしまった実存主義が僕自身の深い場所に根ざしているんだなということを再確認できたのは良かった。何というか書いてあること全てがそっくりそのまま全くろ過されないで流れ込んできても理解できるような感覚。サルトルの、実存主義の呪縛。
2015/12/14
hikarunoir
ボウルズが「出口なし」を英訳しており、その確認に収録の「出口なし」のみ読む。映画「皆殺しの天使」との類似。翻訳者に芥川比呂志がいるのが意外。
2023/07/05
ハシ
一応再読です。嘔吐をまた読みたかったのですが、持っていたはずが見つからず図書館で借りて嘔吐のみを読みました。相変わらず難しかったです。特に主人公が美術館で絵を見る場面が読み進めるのに一番苦労しました。独学者と呼ばれる青年やアニーとの場面は読みやすかったのですが。学生の時よりも読めたとは思えますが、まだまだ理解できないという感想です。ただ、丘の上からの描写やラストのジャズを聞きながら黒人を想像する描写は何故か印象に残りました。
2012/09/17
11Nendo11
「壁」 ドストエフスキー『白痴』
2020/09/03
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