オーデュボンの祈り 下 (Bunch Comics Extra)
オーデュボンの祈り 下 (Bunch Comics Extra) / 感想・レビュー
とも
★★★★伊坂幸太郎のデビュー作の様だが、完成されきっている。完璧なプロットの上に成り立つ、個性豊かな人々(人だけではない、カカシを始めとして猫、鳥、ウサギ等など)が影の薄い主人公を取り巻き持ち上げ、あたかも個性的人物に仕上がっている。話を読み進めるに従い湧き上がってくる不思議と人間模様と人間の優しさと冷たさ。それらをすべて1冊に凝縮した、これこそ傑作。 オズの魔法使いを思い出した。
明るい果物
おおおおー、毎回ながらひとつに収束するのが天晴!園山さんの、部屋いっぱいの絵画と、真っ暗な海と星空の描写がきれい。あと、死んだ時の背と同じ高さのお墓、が独特だなあ、と。パトスキーの虐殺の話は、小学生の時教えてもらって、人間てバカなんだなと思ったことを思い出した。面白かったー!結末知ってしまったけど、原作を読むべきかしら!
2015/06/28
たくのみ
血なまぐさいシーンと過度のデフォルメが気になるけど、スッキリしました。よーし原作に再挑戦だ!
2013/01/05
aisu
原作未読。ちょっと心に沁みた。日比野は結局?と思い何度か読み返した。あ、漫画の描き方がまずいと言う意味でなくて、作者のメッセージを何度も読み返すと言う意味です。
2011/10/18
茶ま太
絶海の孤島の村、奇妙な村人たち、しゃべる案山子、謎が謎を呼び最後にすごい勢いで折りたたまれてゆく物語など、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの井坂さんのデビュー作に相応しい魅力的な物語に思えた。絵も今風ではないが雰囲気にあってると思う。原作は未読だけど面白く読めたので良いコミカライズなのではないかと。
2009/07/14
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