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人間失格ではない太宰治: 爆笑問題太田光の11オシ (SHINCHO MOOK)

人間失格ではない太宰治: 爆笑問題太田光の11オシ (SHINCHO MOOK)

人間失格ではない太宰治: 爆笑問題太田光の11オシ (SHINCHO MOOK)

作家
太宰治
太田光
出版社
新潮社
発売日
2009-04-01
ISBN
9784107902009
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人間失格ではない太宰治: 爆笑問題太田光の11オシ (SHINCHO MOOK) / 感想・レビュー

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ヒロミ

再読。太田光さんが選んだ太宰作品、ということで太田さんの太宰作品への思い入れインタビューなどさぞかし満載なのだろうと期待して読んでちょっとがっかり。本当に単なる太田光選の太宰短編集です!再読したのは中島京子さんの「一週間で太宰を一気読み」という企画が読み返したいからでした。ユーモア溢れる語り口で太宰全作品を解説する中島さん。私もお伽草紙苦手なのでうなずきまくりでした。あと太田さんは「右大臣実朝」がフェイバリットとのこと。それなら短編いくつか削って実朝収録してくれよ〜と思った。

2016/04/25

Summy

太田光が太宰を語るとなれば、興味そそられるのは確か。選ばれた短編のうち「富嶽百景」は高校生のときだったか友人と大いに盛り上がり先生に笑われた懐かしさがよみがえる。太田氏も好きだったのか!「女生徒」も読んだ読んだ!教科書や感想文用の購入以外で太宰を手に取るなどなかった。古くささはなくふふっと笑ってしまうのは、新旧書評家の言う通りだ。1946年の座談会(太宰、坂口安吾、織田作之助)収録は貴重。安吾の追悼文もよかった。本棚整理で発掘した四年前のムック。なんとオトクな一冊だろう。他の本の合間に少しずつ読み進めた。

2013/01/24

Sakie

若い頃は人間失格など極限的に私的な作品を好んで読んでいた。今読んでみると富嶽百景やお伽草子のような、自分の内面から一歩切離した、しかし実は全体に我が絡みついたようなものが好きになっているようだ。太宰を読んでげらげら笑うとは、若いころ思いもしなかった。だって太宰って深刻に読むものだと思っていたから。写真も柔らかい表情のものが選ばれていて、この冊子は、太宰はしかめ面をして読むようなものばかりじゃないぞと、こちらのほうが主だぞと、そういうセレクションのようだ。

2012/10/15

三井エム@神林長平フルコンプ中

中期の太宰は明るい!予想以上の面白さに驚きました。特に入江5兄妹のシリーズが可愛かった。太宰を読んで「可愛い」という感想が出てくるとは…。日本文学に疎いので、太宰と坂口安吾が仲が良かったというのも初めて知りました。収録されている、太宰・坂口・織田作之助の対談も爆笑。

2009/06/05

s03773sh

もう何年も触れていなかった太宰を読み直すのに最適だった.全作品の冒頭と最後の一文を表にしたものが面白い.

2010/02/07

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