小林秀雄講演: 本居宣長 (第3巻) (新潮CD 講演 小林秀雄講演 第 3巻)
小林秀雄講演: 本居宣長 (第3巻) (新潮CD 講演 小林秀雄講演 第 3巻) / 感想・レビュー
ジャズクラ本
◯これまで聞いた1巻4巻に比べて解りやすく一度聞いただけで概ね理解できた。小林の十八番である本居宣長がテーマであることもこの巻の魅力。ただ、惜しむらくはチトご機嫌が悪かったのか、学生の質問に見当違いの応えをしたり、口が滑って暴論一歩手前の言葉を吐いたりといった箇所が目立った。小林の立場にしてみれば、まわりくどいとか、そもそも言葉遣いがなっていないなど、応える気を削がれる学生側の質問にも問題はあったかと思う。/「本居宣長」を刊行するまで/哲学者の文章/宣長は一人/プラトンの「パイドロス」/ソクラテスと宣長
2019/12/24
双海(ふたみ)
再聴。どんどん聴いていく。雨が降ってきた。風も強く、窓ががたがたいっている。
2021/05/01
カンジ
本居宣長の話が大部分であった。確かに、たった一回聞いただけでは、一体何の話だと聞き流してしまっている部分がほとんど。いま、頭に残っているのは、天才・小林秀雄と学生の会話、質疑応答の噛み合わなさよ。みている視点が異次元に感じられる。彼は一体どれほどの本を読み、どれほどの作者の魂を作品から取り出したのだろう。恐らく常人には辿り着けない程の量であることは間違いない。それが別に計画していたのではなく、自然んとこうなった、というのだからこれまた凄い。
2017/11/20
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