断腸亭日乗 (新潮CD)
断腸亭日乗 (新潮CD) / 感想・レビュー
さらば火野正平・寺
新潮社の朗読CD。ご存じ永井荷風の日記だが、まさかあの文語体の日記が朗読CDになっているとは思わなかった。しかし先日行ったBOOKOFFには太宰治のあの情けない手紙や石川啄木のローマ字日記まで朗読CDが置いてあり、朗読CDの世界も広大だと痛感した。YouTubeにも著作権が切れたいろんな本の朗読がアップされているのだから、読書意欲が乏しい時は聞きゃあ良いのかも知れない。そしてこの『断腸亭日乗』だが、朗読は往年の名優・高橋昌也。文語体ながら聴いていると伝わるものである。荷風の反戦叛骨は見上げたものである。
2019/07/14
fseigojp
映画 墨東奇談は、この本も引用されている 戦火のなか、これだけは守り切った筆者の或る意味代表作 司馬遼太郎の代表作が街道を行く全巻であるように
2015/08/24
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