船場狂い (新潮CD)
船場狂い (新潮CD) / 感想・レビュー
るるぴん
短編を朗読したCD.最近船場に興味を持ったので聞いてみた。川のあっちとこっちというだけで「住む世界と世間の扱いが違う」を幼少期に体験した主人公が、生涯をかけて、船場の女主人となるべく奮闘する話。船場の女主人=セレブ主婦かつ実業家、とかそんな感じか。とにかく「ごりょんさん」「いとはん」と呼ばれたくて、夫選びはもちろん、娘婿の選び方も打算的。ごりょんさん、と呼ばれる頃には商家の嫁など時代遅れになりつつあっても、本人は大満足の人生のたそがれ・・という感じで羨ましいくらいだった。
2020/12/13
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