天平の甍 改版
天平の甍 改版 / 感想・レビュー
カブトムシ
天平の昔、律令国家の期待を担った四人の留学僧ー栄叡(ようえい)、普照(ふしょう)、戒融(かいゆう)、玄朗(げんろう)が第9次遣唐船で唐土を踏んだ。名僧鑑真の来朝という日本古代文化史上の大きな事柄の裏に活躍した留学僧達がいた。彼らの数奇な運命を描いた井上靖の代表的な長編小説である。私は若いときに、鑑真和上像の実物が見たくなって、友人のWさんとそのツアーに参加したことがある。唐招提寺の開山の時期に公開されていた。また、映画もあって、ビデオショップから借りてきて観たこともある。芸術選奨文部大臣賞を受賞している。
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