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天翔る白日: 小説大津皇子

天翔る白日: 小説大津皇子

天翔る白日: 小説大津皇子

作家
黒岩重吾
出版社
中央公論新社
発売日
1983-11-25
ISBN
9784120012563
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天翔る白日: 小説大津皇子 / 感想・レビュー

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文武に優れ、性格が良く、父の才を最も濃く受け継いでいても、母親がなくなっているため、叔母に殺されなければならない。後ろ盾がなければ、いつの世もこういうことはおこるのだ。人物・風景の描き方が魅力的。結末を知っていながら、あるはずのない展開を期待してしまう。そして歴史通りの結末となる。

2017/09/03

冬薔薇

我が子を守り権力に生きる決意の母の強さと、情を捨て男勝りの判断力と決断で実行する持統。己の美意識により、また若さゆえの諦めの早い潔さで、持統に負けるべくして負けた大津。ただ一人の同志である御方は皇子をはく奪され流刑された。記録から抹消されたが、子供が官人として聖武の時代に生きている。御方皇子が魅力的。大津と著者の視点で交互に書かれる。とても読みやすかった。

2011/02/20

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