ラヴ
ラヴ / 感想・レビュー
koji
山田太一の戯曲が3作入っている。どれも素晴らしい。夫婦交換を題材にしたラヴなんて、書く人が書いたらただの艶笑ものに成ってしまうのだろうけど、どんどん掘り下げて深みを持してしまう。教員室は、不良生徒が職員室に殴り込みをかけてくるかも知れないというシチュエーションで、暴力に対してどう対応するのか、それぞれの教師が意見をぶつけ合う。体罰をする教師の存在が当たり前にいた時代だからこその設定だけど、図らずとも現在のウクライナの状況とも重なり合い、色々と考えさせられた。
2022/02/28
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