孤冬黙示録
孤冬黙示録 / 感想・レビュー
スターライト
河渡幸三が突然海岸に立っているところから幕を開け、仮下宿の永久産婆のもとに居を定める。そこで絶対市長や助役である甲馬、収入役の鏑らと出会うが、ことごとく彼に敵意を向け、河渡は傷ついていく。しかしそこから”反撃”を初め、徐々に味方を増やし、彼らを解剖しながらその本性を暴いていくのだが…。厳しい現実に挫折した男を通じて、そこからの”復活”を丹念に描き、若者の成長と幸福な結末を描いた作品。正直つらい場面が多いので、読み通すのはある意味試練だった。かんべむさしのシリアス作品群の巨塔ではないだろうか。
2019/11/03
けいちゃっぷ
主人公に同情し喜ぶべきなのだろうが、作者に怒りが湧いた。こんなん読みたいんじゃねー。その後の本は作者を連想させる主人公ばかりになったが、当然読む気は失せる。
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