花暦: 花にかかわる12の短篇
花暦: 花にかかわる12の短篇 / 感想・レビュー
星落秋風五丈原
澤田作品によく見られる、逆境に対して前向きに明るく立ち向かう登場人物に励まされた。 本書では、四季の花(椿、梅、鬘、桜、藤、燕子花、蓮、桔梗、朝顔、芒、菊、茶)が各編で印象的に登場し、人間ドラマを彩っている。
2005/05/08
chacha
季節を追って花を一つ選び、それを生かして短編小説に仕上げられたもの。それぞれに出てくる花は椿や梅、桜、、私もお花が好きでいろいろ育てている。花にかかわるさまざまな思い出をもっている。どの話にも 少し訳ありな女が出てきて、前を向いていったり、不幸なめにあったりする。郷土の藩が舞台になった話もあり今でもある地名に場所が想像できたりして楽しめました。
2022/01/30
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