北風に起つ: 継体戦争と蘇我稲目
北風に起つ: 継体戦争と蘇我稲目 / 感想・レビュー
浦
古代、畿内の大王候補がいなくなり、北陸から王族の血を引く継体天皇が即位するまでの軋轢を、蘇我稲目の周辺を軸に描いた小説。女性絡みの辛さや屈辱の描写が大変に優れていて、現在の小説家にはなかなかないと思う。開花しかけの天才を描くとか、普通は難しいと思われる細かい人物描写は、もともと社会派小説を書いていた著者だからできるのだろうか。
2017/08/26
1131you
安閑宣化、橘王女関連の続編が欲しい
2022/01/17
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