脳死再論
脳死再論 / 感想・レビュー
とーとろじい
第一章で全てが語られている。あとは補足的で同じような内容が続く。機能死の立場を十分でないと批判し、気質死を確かめるため脳血流の停止と聴性脳幹反応の有無を調べるべきだとするのが立花の主張。竹内基準に則って脳死判定が下されている事態に警鐘を鳴らし、具体的で科学的な証拠に基づいたロジックを展開させていく。周到であるがゆえに妥当に思われる訴えであり、前作『脳死』に続き社会的に意義ある一冊になったのではないだろうか。
2017/04/20
つちのこ
単行本で購入。1991.11.28読了
1991/11/28
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