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猫の縁談

猫の縁談

猫の縁談

作家
出久根達郎
出版社
中央公論新社
発売日
1989-03-01
ISBN
9784120017803
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猫の縁談 / 感想・レビュー

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ぶんこ

古本屋さんをやっていると、色々な事が起きる物だと驚かされます。 万引き犯に土下座させられたり、老猫の縁談をごり押しされたりと、出久根さんの押しに弱いところ、真面目なところを利用する人々。 商売の大変さを感じました。 古本屋さんの店番に憧れた事がありましたが、出久根さんの奥様が遭遇したあれこれを読むと、憧れたなどと甘い物ではなかったです。 売掛金を取り逸れたどころか、恐喝されたとまで警察に訴えた四国の高校教師には驚きました。 盗人猛々しい人がいて、まかり通る世の中って怖い。

2015/05/09

あつひめ

古本と猫の切っても切れない関係が懐かしくなった。今じゃ便利でキレイな古本屋さん。キレイすぎて味も素っ気もなく古本の抱えている足跡すら消えてしまっている。小さな古本屋で起きるいろんな出来事が物語になっていく・・・。猫の縁談・・・猫に古本を付けるのか古本に猫がつくのか・・・とってもおもしろい読み物だった。猫好き本好きがよく表れている。

2010/03/10

Eiko

なかなかどうして・・・。と、後が続かぬ。「とつおいつ」が好きかなぁ。出久根さんのご本、まだ続くような気がしてならない。図書館に何冊あるかなぁ。

2016/05/25

YO)))

猫と古本(屋)に纏わる五編。猫も古本も日向の臭いがするものだが、それらに魅かれてやって来る人間の方は、一癖二癖などという言葉が生温い程の難物・変人揃い。「猫阿弥陀」の、猫のウンコと一緒に自作のアウトサイダー小説を送りつけてくる老女など、その極致。

2012/01/24

澤水月

930217

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