難解人間vs躁鬱人間
難解人間vs躁鬱人間 / 感想・レビュー
浅香山三郎
埴谷雄高・北杜夫両氏の対談。埴谷雄高の対談集は三冊目である。対談集や隨筆・評論ばかり読んでゐないで『死靈』を読みたいと思ひつつ、なかなか決心がつかない。 本書は半分与太話、半分文学の話で、北杜夫氏がかなり躁状態のときに行われたやうである。二人のかなりのファンでないと、十分に愉しむことが難しいのではないかと思つた。
2020/12/19
ねなにょ
まあ、よくもこれだけ長い時間、次から次へと話題があっちへコロコロこっちへコロコロ話が続くもんだ。私、読んでいるだけなのに、気ィ抜くと、置いていかれちゃうんだもの。精神病の話は、さすがドクトル(と患者さん)参考に?なりました。私も、もっともっといろんな本を読んで、知識を増やして、どんな話題でも、ど~んと来い!と胸を張れるようになりたいですね。
2013/01/13
さえきかずひこ
おそるべきグダグダ感に溢れる埴谷×北の雑談集。1986年世田谷にある北邸にて夕方から夜中まで酒を飲み続けながら10時間対談したもの。埴谷『死霊』の副読本としてよい。
2009/06/27
感想・レビューをもっと見る