キャンディキャンデイ 1 愛蔵版
キャンディキャンデイ 1 愛蔵版 / 感想・レビュー
不動 明
なんだか無性に読みたくなり第1巻を手に取りました。アニメ版よりも展開が早く感じスルスルっと読み進めました。やはりニールとイライザは嫌な奴ですね。そしてキャンディもアニーから縁切りの手紙を受け取った悲しみ、そしてそれを乗り越えて人生から逃げない姿勢。今読んでも色褪せない名作です。ありがとうございました。
2020/05/17
Takuo Iwamaru
いじめや大人の無理解、大人の作り出した不条理なルールがしばしば主人公「キャンディ」に襲いかかる。だがキャンディはそれに何度も「闘わずして勝つ」。心ない言葉でキャンディを傷つける同級生に対しては、ユーモアで反撃をする。これは大人でもなかなかできないことだ。不条理に自分を縛るものに対してはそれを堂々と破るキャンディだが、一方で真に守るべき人としてのルール(謝る、お礼をいう、など)は厳密に守る。何が大事なことかを知る者はすでに無敵である。それを教えてくれるこの作品を子どものときに読むことのできた人の幸福を思う。
2016/09/11
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