浮上せよと活字は言う
浮上せよと活字は言う / 感想・レビュー
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仲俣暁生さんのネット記事かツイートで知った本。「若者の活字離れ」の背景にあるものや、雑誌と出版業界の凋落の歴史など著者の思索にあまり制限や読みやすさを設けずに記したような内容で結構難解な本だった。終章で「私の意見のほとんどは『なにを言ってるのかよく分からない』ようなものだ。」というくだりがあり、そこから自分自身が必要なものを拾っていくために「耳を凝らし、目を凝らす」ことを説く。何かと消化しやすい本やSNSの情報とは一線を画すような活字に触れることの大切さを学べたように思う。
2022/10/25
丰
Y-10
2004/03/20
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