ある女のプロフィール
ある女のプロフィール / 感想・レビュー
無理矢理読書会@半田建設
29歳と言う若さで急死した多絵子を複数の男性の視点で語られる。男性それぞれに態度を変える多絵子の悪女ぶりが伝わってくる。内容的にとてもエロくて、その部分だけは集中して読んでしまった。多絵子の家庭環境や生い立ちが書かれていなかったのが少し気になった。初めて官能小説を読んだが、表現がすごく想像しながら読んでしまった。
2021/10/12
青豆
事故死した諸岡多絵子という一人の女に関わった男たちの話。年下の男、会社の後輩、知人の親子、取引先の部長、高校時代の担任、皆彼女を愛したにも関わらず彼女が死んでどこかでほっとしてる。皆が語る彼女は奔放で勝ち気で魅力的な女性。しかし誰も彼女を捉える事ができない。彼女が何故この様な女性になったのかは最後に明かされるが、その理由は拍子抜けする程単純だった。彼女は奔放で勝ち気な女性でなく純情で哀れな女性だった。
2014/01/29
Akihiko Kimura
このようなヒロインを創作できる著者はすごい。でも、なんだか悲しい話しだなあ。
2022/05/01
Margate
これはもしかしたら「あの時」の本かもしれない 数年前、バイト先に本を返却しに来られたご近所の方に 「どうでしたか?」と感想を聞いてみたら 「うーーーん・・・世の中には いろんな女性がいるじゃない? この人の書くのは 屈折した女性の話が多いかな?」 「この本は 特にそんな感じかもね」とおっしゃった。 人前で素直な自分をすんなり出せないのは ちょびカナシイな 読み始めた時と読み終えた時 こんなに印象の変わるヒロインも珍しいと思う 2003/01/29 (WED)
ゆりっぺ
1998年5月5日
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