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じっとこのまま

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作家
藤田宜永
出版社
中央公論新社
発売日
1995-03-01
ISBN
9784120024115
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じっとこのまま / 感想・レビュー

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あつひめ

あれ?うちにムーンライトセレナーデもルート66もあったはず。しばらく聴いていなかった曲を聴きながらの読書は、今自分がいつの時代にいるのかを忘れさせるような効果音となった。白金といえば高級住宅街というイメージがあっただけに、ここに出てくる職人気質の主人公らと白金が結び付かなかった。人の人生の中には、誰かに語っておきたいこと、また、そっと胸に秘めておきたいことがいくつかあるようだ。残された生きてる時間の中で、どんな曲を思い出し、誰の姿を思い浮かべるだろうか…とこのストーリーに自分の想いを寄り添わせてしまった。

2014/11/24

MIKETOM

藤田は長編だと不倫物ばかり書いてるが短編だとそうでもない。全六編。各編タイトルの他に昔懐かしのポップスナンバーが副題でついている。『ゆく秋』アローン・アゲインは俺のカラオケレパなのでつい没頭してしまった。男女のあれこれの話なのだがちょっと切ない系。『悲しみも過ぎれば』はやりきれない話。孫娘も、もうちょっと…。ラスト『男だけのクリスマス』父を知らない少年と娘しかいない男の疑似父子風の物語。しかもバイクが絡んでくる。俺も昔バイク乗りだったし子供も一人息子だしで、一番のお気に入り。まあまあ、まずまずな短編集。

2021/03/18

akira

若き日の忘れられない恋にもう一度触れるのは、けっこうつらい、だろう・・・。まだそれを語るには僕は少し若い、と思いました。

2011/05/26

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