歴史からの警告: 戦後五十年の日本と世界
歴史からの警告: 戦後五十年の日本と世界 / 感想・レビュー
coolflat
左翼敵視が端々にあったり、天皇の戦争責任を認めなかったりと、首をかしげる記述も散見されるが、現在の(劣化した)保守論壇とは違い、先の大戦を侵略戦争だと断定しているところ(いわゆる東京裁判史観の克服論。太平洋戦争は自衛のために行った戦争なる論、太平洋戦争は植民地解放のための戦争なる論を悉く否定)には好感を持った。先の大戦が侵略戦争である事は歴史の合意である。これは左翼であろうと右翼であろうと、思想には一切関わらない常識だ。いかに現在の保守というものが、常識から乖離しているか。本書はこれでもかと見せつけてくる
2017/08/29
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