青い色の短篇集
青い色の短篇集 / 感想・レビュー
あつひめ
何だろうなぁ~ふか~~~~~い水の中の物語のように、耳がぼわ~~~~んとしちゃってちゃんと聞き取れないような感じ?飛行機で空を飛んでいる時に耳の鼓膜がブワッとふさがるような感じ?そう表現したくなるような物語。物語の中に物語があると言うか・・・。姉と弟・・・身近なようで離れていて似ているようで似てなくて・・・。異国の匂いがして来そうで・・・それでいてベタベタのニッポンで・・・。どこか掴みどころの無い物語だった。片岡さんは初読み。もう少し読んでみようと思う。
2011/02/18
青豆
年上の女性との恋愛がキーワードになっている作品。ただし年上の女性というのが姉という点が普通の恋愛小説と異なっている。姉と弟の恋、つまり近親相姦になるのだが、今作では背徳や禁断というモチーフではなく、憧れの、手に届かない女性という存在として描かれており片岡さんらしい都会的な恋愛小説である。
2014/06/29
悸村成一
読了19冊め。図書館本。6編。恋愛小説集(姉弟の男女関係を含む)。創作行為にこだわりを見せる。
2020/03/27
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