中国武将列伝 下
中国武将列伝 下 / 感想・レビュー
鐵太郎
下巻は唐帝国の盛衰から清帝国の最期まで。花ひらく長安の都から落日の紫禁城まで、とオビにあります。この間の宋の時代が、中国人が最も愛するヒーローたちが登場した時代なのだそうな。三国志ばかり喜んでいる日本人たち、英雄潭にビジネス立志伝を絡める日本の出版界、平民を無視していると怒る左翼などへちくりちくりと苦言を挟みつつ、芳樹節はたくさんの英雄たちの生きざまを生き生きと描いています。こんな言葉を紡ぎだす田中芳樹が好きでした!
2018/05/29
suna
唐後期から清まで。著書が語りかけてくるような書体で非常に読み易い。上巻分も合わせた人名索引と参考文献リスト付き。
2011/01/29
Sei.Kei
著者の考えとして、「日本人の知る中国の時代について偏りがある」との指摘がある。 確かに自分自身も史記、三国志、唐、宗の時代に親しみがあるがそれ以外の時代の魅力的な武将については勉強不足でこの本に載っている武将のこともほとんど知りませんでした。 こういった人に向けて、春秋時代から清代までまんべんなく中国の名将を知りたいという人にはお勧めです。
うな坊
未読。一旦図書館に返す。
2013/12/06
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