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五女夏音

五女夏音

五女夏音

作家
辻仁成
出版社
中央公論新社
発売日
1999-01-01
ISBN
9784120028724
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五女夏音 / 感想・レビュー

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あつひめ

久しぶりに辻さんの作品に手を伸ばす。14年前の作品なのでそう新しいわけではないけれど、いつものドロドロ恋愛節がユーモアに展開している。ユーモアっていうよりブラックっぽい気がしないでもないけど。大家族のホワホワと温かいイメージよりも大家族の無理難題の方が印象的で。一人っ子の私には大家族の暮らしや繋がりはわからないけど、まぁ、こういう難しいこともあるんだろうなぁ~と同情しつつ、こういう暮らしって如何なものだろうと言う疑問を投げかけた。家族の結束、それは無理をしたり我慢をしないと得られないものなんだろうか。

2012/07/16

山猫

明らかにモデルは妻の南果歩とその一族(在日)。核家族vs大家族という以外にも、日本vs韓国・朝鮮という(国民性の違いや家族観の違い、ぶつかり合い)構図もあり、まぁ辻が面食らったのもわかるし、そこに生まれる軋轢も相当なもんだったろうこともわかるが、こういう形で復讐(いや、逆襲かな?)をするっていうのは、卑怯だと思う。

1999/05/15

調“本”薬局問悶堂

2005年以前に読了 《2020年7月 登録》

もとやん

核家族の家庭に育った小説家の主人公が、大家族の五女と結婚したことで大家族に巻き込まれていく、という辻仁成としては異色の物語。結婚、出産を経てどんどん逞しくなっていく五女の夏音の姿に「そうそう、女ってそうだよね」と共感する男性陣も多いはず。

2013/02/24

ゆりっぺ

1999年1月29日

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