新釈落語咄 パート2
新釈落語咄 パート2 / 感想・レビュー
はえ太
図書館本。 談志による根多の解釈。「上品とは欲望に対してスローモーなこと」は名文句。/ 「面倒臭いからよそうを座右銘に」、「人生成り行き」などの厭世観も漂う。
2021/11/26
がんちゃん
落語とは常識を嗤うもの。ところが今やその常識そのものが崩壊し、通用しない世の中になってしまった。だから落語が笑えない。少しもおかしくない。そのことに気づいた談志は、人間の中に存在しているワケノワカラナイモノを表現することで、常識の先にある可笑しさを描こうとした。それが談志のいうイリュージョン。つまり人間そのものを嗤う、そのことで心が解放される。談志の落語とはそういうことらしい。なるほど、ごもっとも。
2015/03/08
菅家
談志が落語について持論を述べるシリーズ第二弾。前作に比べて、やや内容が感覚重視になっているので、分かりにくいところも少なくない。が、決して突き放すものではなく、まるで「俺の言ってることが分かるか?」と問いかけてきている様な。どうにか最後までひっつかまっていられたが、つかまるのに必死で内容を殆ど覚えていない。しょうがない、また読もう。
2013/06/01
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