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新釈落語咄 パート2

新釈落語咄 パート2

新釈落語咄 パート2

作家
立川談志
出版社
中央公論新社
発売日
1999-03-01
ISBN
9784120028861
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新釈落語咄 パート2 / 感想・レビュー

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はえ太

図書館本。 談志による根多の解釈。「上品とは欲望に対してスローモーなこと」は名文句。/ 「面倒臭いからよそうを座右銘に」、「人生成り行き」などの厭世観も漂う。

2021/11/26

がんちゃん

落語とは常識を嗤うもの。ところが今やその常識そのものが崩壊し、通用しない世の中になってしまった。だから落語が笑えない。少しもおかしくない。そのことに気づいた談志は、人間の中に存在しているワケノワカラナイモノを表現することで、常識の先にある可笑しさを描こうとした。それが談志のいうイリュージョン。つまり人間そのものを嗤う、そのことで心が解放される。談志の落語とはそういうことらしい。なるほど、ごもっとも。

2015/03/08

菅家

談志が落語について持論を述べるシリーズ第二弾。前作に比べて、やや内容が感覚重視になっているので、分かりにくいところも少なくない。が、決して突き放すものではなく、まるで「俺の言ってることが分かるか?」と問いかけてきている様な。どうにか最後までひっつかまっていられたが、つかまるのに必死で内容を殆ど覚えていない。しょうがない、また読もう。

2013/06/01

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